本格的に投資を始めた2020年ころの貯金額は2,000万円ほどだったと思います。現在は、そのお金を投資することで資産を増やしています。
では、その2,000万円はどのように貯めたのか、それはやはり節約です。節約しよう、お金を貯めようと思っていたわけではないのですが、自然に貯まっていきました。
転機1.ブラック企業で働く
わたしは昔からお金を使うことに罪悪感を感じてしまうのですが、特に自分で働きだしてお金を稼ぎだしてから、さらにお金を使うことに抵抗を覚えるようになりました。
大学を卒業して始めて働いた会社は、体をかなり酷使する職場で、今思えばブラック企業でした。身体的にも精神的にも身をすり減らし、3年で退職しました。その後10年以上経った今でも病院に通ったり、仕事をしていた時のことを夢にみて汗びっしょりで起きることがあるほどトラウマです。
そんな職場で働き、お金をいただくことの苦しさを知ったことで、お金を無駄にしたくなくてより慎重にお金を使うようになりました。
安いが正義
このころは欲しいものがあっても定価で買うのが嫌で、安く手に入れることを重視して買い物をしていました。暇さえあればウインドウショッピングに繰り出して、自分が納得いく安い商品を探していました。
とにかく安い商品だったらよかったので、買った後にすぐに壊れてしまったり、使い勝手が悪いことがよくありました。結局、後日別の商品を買い直しているなんてこともありました。
あと、スーーの見切り品が好きで、各スーパーの割引になる時間を把握して、夜中にそのためだけにスーパーに行ったりしていました。
転機2.断捨離に出会う
次の転機は結婚して少し経った頃、『ぼくたちにもうモノは必要ない』という本を読んだことでした。
ブックオフで100円で購入してこの本を読んだ瞬間、夫婦で断捨離に目覚めました。夫は読みはじめて間もなく、夜中でしたがものすごいスピードで捨て始めたのが印象に残っています。
物をため込む性質があって、使わないものもたくさん所持していたのですが、そういう物を少しずつ手放すようになりました。
安いから好きへ
物を手放したことで、さらに買うことが減りました。家の中にあった物の多くが必要ないものだったことが分かり、自分の生活で必要な物は少ない、ということに気づきました。
また何かを買う時に、安ければいい、という考えから、この商品が好きという気持ちを大切にするようになっていったのもこの頃でです。
そうしていると、目的なくとりあえずショッピングモールなどに出かけることがなくなり、自宅で過ごす時間が増えました。
お気に入りに囲まれる
昔から物を買うハードルは高かったのですが、それでも過去には買い物で失敗をいろいろしています。
そうしたなか、値段よりも自分のお気に入りなものを買うようになって、買い物で後悔することが少なくなり、さらに出費が減ったように思います。
こうして、本当に必要な物だけを所有すること、お気に入りを所有することで、収入は一般的ではありましたが、自然に貯金を増やすことができたと思います。
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